「さてさて、次の質問は……。」

「アリアァ！」（突進）

「はぐっ…！」

「シルバーさん…頭からお腹に突っ込んでくるの、ナシ……。」

「おお、すまねぇな！ついつい急いでたんだ。」

「それで、次の質問はシルバーさんからだけど、どんな質問かな？」

「アミュレットって奴が、良くわからなくてな！」

「アミュレットは確かに種類が多いものね。」

「とりあえず、ブースト率の高い奴をつけておけばいいのか？」

「ううん、大事なのはあなたのチームの得意分野に適したアミュレットを選ぶことかな。」

「得意分野？」

「図書精霊には属性があるのはわかるよね。」

「おう、あっしは水！アリアは火だな！」

「そうそう、その属性に応じて実は得意分野があるんだよ。」

「火属性の図書精霊は、タップダメージが得意な子が多いの。」

「脳筋って奴だな！」

「……。」

「水属性の図書精霊は、クリティカルを駆使して闘うのが得意な子が多いかな。」

「ほう、少しばかり頭を使うタイプか！」

「地属性の図書精霊は、時間停止をうまく使うのが得意な子が多いかな。」

「あ、我慢して爆発させるタイプだな！」

「ん？！」

「あっし、クリティカルが得意だったのか！」

「気付いてなかった！？」

「全然意識してなかったぜ。」

「そうだなぁ、例を出して説明しようか。」

「例えば水属性のヘレナさんを持っていて、彼女を軸にチームを作るならクリティカルが得意な図書精霊を集めるのがお勧めだよ。」

「へぇ、なんでだ？」

「ヘレナさんのアクティブスキルの効果は呪縛。」

「クリティカルの発生率を高めるものなの。」

「おお、なるほど！だからクリティカルか！」

「相性がいいアミュレットは『邪龍の牙剣』ね。」

邪龍の牙剣：クリティカルダメージを+XXX%上昇する。

「もちろんクリティカル発生率を高める【呪縛】系スキルの性能を上げるのも一つかな。」

「スキルの効果時間を延ばす『識者の宝冠』やCDを短くする『軍師の宝冠』だね。」

「なるほど、あっしも自分の得意分野に合わせたアミュレットを装備すれば、頭のお役に立てるってわけだな！」

「うん、ブースト率ももちろん重要なんだけど、ブースト率よりも本来の能力が発揮できるものの方がいいと思うよ！」

「アミュレットにも個体差があるから良いアミュレットと出会えるといいね！」

「良ければ他のアミュレットについても教えてくれよ！アリア！」

「オッケー！図書精霊ごとにおすすめのアミュレットをまとめてみるね。」

「チームに使う図書精霊を決めたら、その子を軸にアミュレットを切り替えていくといいわよ。」

「ポコロポコロとクズノハにも教えてやらねぇと！」

「あ、行っちゃった。」

「さてと、次の質問は、進化について説明するね。」

「それじゃ、バイバイ！」